nubania

ヌーバス・ヌーバニアのブログ

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

天の川

【天の川】 天の川や 行く先々の世界で 魂を振動させている 愛により nuubasu

丘のそら

【丘のそら】 日が照れば日が照る丘となりにけり雲海を棚引かせつつなだらかにしてはるかなりけり nuubasu nubania

あてのないアンテナ

【あてのないアンテナ】 近くの川を渡り低い完成を笑い高い虚空を避け小さな声に頷き大きな歌に誘われ遠くの都会をくぐりあてのないアンテナは行く nuubasu nubania

大樹にて

【大樹にて】 大樹にてイシガケ蝶紋黄蝶それぞれの場で雨宿りする nuubasu nubania

山道

【山道】 山が寂しさだとしたら 寂しさに含まれる道は豊かだ nuubasu nubania

野性のビル群

【野性のビル群】 巨木から生まれた果実抱き上げて高く掲げてにこやか明け方のバス停で待っていた大きな女はそういう女だった nuubasu nubania

存在

【存在】 存在はいつまでも存在しないでいつづけることなどできないのでしょう nuubasu nubania

琉球

【琉球】 砂浜と海と空とまだ琉球だ nuubasu nubania

冬の歩幅

小さな声を聞きたいから大きな歩幅で帰ります nuubasu nubania

テニスの良さについて

【テニスの良さについて】 テニスの良さはコーチが試合中に口出しできないこと他の球技では コーチや監督が 五月蝿く口出しするじゃかましいのだプレーしていない奴に いちいち指図されながらプレーするなんてアホらしいのだそんなんじゃプレーに集中できや…

冬星座

【冬星座】 腰低き電気スタンド冬星座 nuubasu nubania

デイゴ

【デイゴ】 天界を支えるようにデイゴ立つここにあるのはふたりの通路 nuubasu nubania

ギンネムランド

【ギンネムランド】 このところ心どうにも定まらず柔らか風のギンネムランド nuubasu nubania

【 連翹 】 連翹の花に微かに連翹の花の香りを残しつつ雨 nuubasu nubania

真の世界

【真の世界】 真の世界に比べたらここはまだ異界 nuubasu nubania

遠吠え

【遠吠え】 自動販売機にコインを入れる落下して音ひびくその音はコインと自動販売機の双方の音ではなく俺の音だだから俺が遠吠えで聞かせる俺の声は君のたましいだ nuubasu nubania

製本

【製本】 適当な天体にでも乗せとけばしばらく執着するだ ろうぐらいの いい加減さで設定されているかもしれないぜ生物の進化なんて nuubasu nubania

静寂の器

【静寂の器】 降りてくる言葉受け止める最初の器は小さく高い峰に置かれている溢れて流れて大海に集う頃忘れ去られた意味が帰路をたどり上空へ雲となり待機する常に言葉を吟味しているのは小さく気高き器でありそれが個人であるあなたは個人として静かでなけ…

愛は待っている

列に何気に並ぶ愛想笑いのバーゲンセールに並んでたりする遠くの列に並ばな くても ずっと近くに愛が あって あたたかくなる窓辺にいつも待っ ている 愛はいつも待って いる nuubasu nubania

ロックスターは俺の親戚

【ロックスターは俺の親戚】 傾き歌う歌手野郎は俺の親戚古風な集いで紹介されたときゃ平凡付録な印象だったさ野郎は気取って小振りな仕草豪快ぶった歌詞は幼少の俺の受け売りだ饅頭好きな野郎の音楽甘口女子ども寄り付きやがって親戚としてはこそばゆいロッ…

小声種族

雪は急激に浜辺になって打ち寄せる森林旗を誰も話題にしない真似する鳥を誰も話題にしない電気芝居に今さら誰も操られずアートな気取りは情緒音痴善行大陸航路では重厚コートを押さえながら小声種族船団率いる nuubasu nubania

森言葉

森と交わす言葉は静寂自由な静寂 nuubasu nubania

恋書物

古い城に近い畑で恋について説教した腰に手をあてて恋について説教した昔気質のガラパゴス諸島のように順序だてて語ったあほのようだと思いながらだ髭が多少伸びたからあごをかいてあくびして御詫びしたのだそれから古い城に帰って恋に詳しい分厚い書物を秤…

冬野

UFOを待てば冬野の花揺るる nuubasu nubania

冬の船

船は海原を運ぶあの人はそこらじゅうに居る nuubasu nubania

そこらじゅう

タンクはシルクハット モクマオウの横から こんにちわ風は強い 丘に向かって早く早くと 風は強く早くやって来る冷笑ゴルフ場は遠くに 追いやられりっぱ南へと伸びる高速道路 返信を待たない主義らしいそこらじゅう 丘だらけだ nuubasu nubania

城は丘となって城は木々となってまだ坂道は当時の重力僕らの街は坂道より寂しい nuubasu nubania

冬の夕立

夕立は好きだ心は上昇する橋を越えて森をなぞって夕立は世界より広い

世界

夕べを過ごす立派な実りと一緒に太古の地層に肩を抱かれ階段に肩の荷を預けて夕べを過ごすすでに来ている世界と語り合う nuubasu nubania

まっすぐ

まっすぐなので気づかれない街は曲がりくねっていて椰子の木を知らないまっすぐな椰子の木は主張しない椰子は旅を続けるまっすぐな旅を nuubasu nubania