nubania

ヌーバス・ヌーバニアのブログ

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ビギナー

【ビギナー】 デニムだったかもしれない後ろ姿からスタートした夏手慣れた運転手なのに俺はいつだってビギナーな風をかもしてしまう誰より多く曲がってきた俺だ誰より多く飛んできた俺だけれどいつだってビギナーを醸すばからしいけど最初の客だったんだ俺は…

飛行記憶

【飛行記憶】 港町で羽を拾った数々の旅をベイビーに贈るやすらぎを香り高い枝に置いてベイビーに贈る倉庫に保管する必要などないほんとうの愛をいつだって今ベイビーに贈るいつだって nuubasu nubania

歌を得る

【歌を得る】 歌に数はいらないぜいい歌なら少しでいい重い荷物のような歌はいらないぜ少しの善い歌を持てばいつだってくだらないオリジナル新曲なら自分でつくるさおまえらは愛をいつだって誰かにつくってもらうのかい?愛を自分で誰かに与えることができる…

寂しさは船のようだ

【寂しさは船のようだ】 山の端に留まる言葉荒畑に留まる島バナナ夕間近を移動してきて囀ずる小鳥寂しさは船のようだ nuubasu nubania

夏の日記帳

【夏の日記帳】 門の傍の花壇に座り込んで聖人はまだ考え中だったのでほっといて鼓笛隊と一緒にしばらく遊んで川向こうまで出かけました夏の日記帳 nuubasu nubania

こんなところまで

【こんなところまで】 笹の葉におんびんな揺らぎこんなところまで nuubasu nubania

馬を用意したよ

馬車に乗せるほどじゃないけどそれなりのブルーズは捨てずに持っていくから馬を用意したよ野生の馬をね餌は途中で調達するよ柔らかい歌をうたいながらいくよ誰かの勇気のような花なら花束にして持っている新しい物語を馬に聞かせながら行きつ戻りつ戻りつ行…

鳥に残業なし

鳥に残業なしすごく動くけれど仕事じゃない効率のいい移動だけど輸送じゃない存在そのもを育む自然 nuubasu nubania

芭蕉

【芭蕉】 【芭蕉】 沖縄では、街の外れで 芭蕉に遭遇する 芭蕉が並んでいる 芭蕉の並びに入っていくことは ないのだが どこかで芭蕉の並びに 参加している気がする nuubasu nubania

自然広場

【自然広場】 まあるい広場に行くつもりだったかもしれない気がつけば今そこにいる自然は揺れて美しい自然に包まれるのは僕で僕に包まれるのは自然 そして僕は君を抱く nuubasu nubania

ゴールキーパー

【ゴールキーパー】 ワールドカップはドイツ優勝だったドイツ攻撃サッカーだ全体が前に行くので、ゴールキーパーは 前に出る機会が多いゴールキーパーが どんどん前に出ると 危険だ だが、安全だ 全体が前に行くのに キーパーだけ引くのは危険だ だが安全だ …

扉より扉へ

【扉より扉へ】 石段を下り下界の重量を取り戻す教えとは静寂の声静寂の声降りそそぐナンヨウスギの下を過ぎ行く nuubasu nubania

大きな歌

【大きな歌】 何の木か知らない さわやかな葉っぱぎっしりした上等こかげだこかげがさわやかなのは 天気がいいからだろうよ街から少し遠いこかげで 昔の歌を上手に歌う街から少し遠いそして大きな存在に かぎりなく近い nuubasu nubania

南南西

【南南西】 細やかな蝶の羽ばたき触れてをりナンヨウスギの細き枝に葉に nuubasu nubania

彼方より今も

【彼方より今も】 揺らぎにも似たる静けさナンヨウスギ答えを包み悠然と立つ nuubasu

イヌゲーム 効率

あがきの時代は ぱらぱらと少ないクズイヌどもが 悪あがきをした時代だ すぐに終わった時代だコアホは金に執着して 各地に紛争を撒いたがわずかの期間で紛争は解決した善い人々は 多数派なので善い人々にクズイヌとコアホの情報が知らされた時点で善い人々は…

知る

【知る】 テーブルの上にしんしん降り積もる どこかの国の誰かの祈り nuubasu nubania

冬のバス

冬の夕暮れの駄菓子屋の古い板戸に手のひらを押し付けて温もりを吸収しながらバスを待っている nuubasu nubania

立つ

【立つ】 ことのあと巻物が広がるように愛が広がり真の王立つ nuubasu nubania

清流

【清流】 今帰仁の城跡はるか天の川愛を浮かべてさらさらと行く nuubasu nubania

Sky

【Sky】 通り過ぎてみれば偉大な作曲者たちの 肖像のような雲究極の和解など常日頃平凡に行われる愚鈍なる絵空事と対極の深淵なる空 nuubasu nubania

島バナナ

【島バナナ】 沖縄の道を狭い方へ狭い方へと 歩いてゆくと道の果てに島バナナの木々があります身を寄せあってばさばさしています 少しの間なら一緒にばさばさしても気にしませんのでしばらく一緒にばさばさしましょう 心があらわれますよ nuubasu nubania

鷭と連翹

鷭の心連翹の心慎重に交わりながら静かなりけり nuubasu nubania

舞踊

【舞踊】 沼の辺に太古の舞踊織り成すは歌とたましい旅とやすらぎ nuubasu nubania

バンドロジカル

【バンドロジカル】 ドラム叩いて倉庫冒涜売れないバンドの性だががさつギター反りふんぞり返りいとおかしベース菱形単独コースボーカル俗撫で付け猫なで声キューピー nuubasu nubania

シンフォニー

【シンフォニー】 聳え立つ櫓の下のきび畑背を低くして風をくぐれり nuubasu nubania

飛行船

【飛行船】 これからも寂しい空間を纏うでしょうむかしの丘に 戻ってなつかしい蜜を吸うでしょう未来の丘に 飛んで小さな花をはるでしょう nuubasu nubania

ふえ

【ふえ】 両翼が重い愚劣な運動中心に誰ひとり辿り着けない山さあ誰ひとり聞かない笛を吹くか nuubasu nubania

N日記

【N日記】 何やら人々が『店』に集う こかげに集うようにして飲み食いして話して あるいはひとりひっそりと過ごすらしい Nは『店』が苦手だ おちつかない ところで 人々は少し話が下手である そして黙ることさえ苦手だだから人々が集えば酒に走る極端に書い…

詩人の旅

【詩人の旅】 川は海原に与える海原は空に与える空はすべてに与える 南方特有の木々 川の傍に寄り添って万能の空 気掛かりな生態系「待っていた」いつでも詩人は その言葉を与えられる nuubasu nubania